パニック障害|赤坂心療内科クリニックの診断・治療

2026年5月15日

突然の動悸・息切れ・死の恐怖…。パニック発作は体の異常ではなく脳の疾患です。適切な治療で電車にも乗れるようになります。

パニック障害とは

パニック障害は、突然の強烈な恐怖・不安(パニック発作)が繰り返し起こる疾患です。発作自体は命に関わるものではありませんが、「また発作が起きるかも」という予期不安と、発作が起きやすい場所を避ける回避行動(広場恐怖)が生活を著しく制限します。

主な症状

  • 突然の激しい動悸・心拍数の増加
  • 息切れ・窒息感
  • 胸の痛みや圧迫感
  • めまい・ふらつき・気が遠くなる感覚
  • 手足のしびれや震え
  • 発汗・悪寒
  • 「死ぬかもしれない」「気が狂うかもしれない」という強い恐怖

原因

脳内の扁桃体(恐怖・不安の処理に関わる部位)の過活動と、ノルアドレナリン・セロトニン系の機能異常が関与しています。過換気・過労・睡眠不足・カフェイン・ストレスが発作を誘発することがあります。

赤坂心療内科クリニックでの治療

薬物療法

SSRI(パロキセチン・セルトラリンなど)が第一選択薬です。即効性のある抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)を発作時の頓服として使用することもありますが、依存に注意が必要です。

カウンセリング・心理療法

発作が「命に関わらない」ことを理解する心理教育・発作のメカニズムを理解する認知行動療法・段階的に苦手な場所に慣れていく曝露療法が有効です。腹式呼吸などのリラクゼーション法も習得します。

生活習慣の改善

過労・睡眠不足・カフェイン・アルコールを避けることが発作予防につながります。「また起きるかも」という予期不安を和らげ、少しずつ行動範囲を広げることが重要です。

パニック障害のセルフチェック

突然の強い不安や身体症状(パニック発作)に、次のような特徴がないか確認してみましょう。

  • 突然、動悸・息切れ・めまいの発作が起こる
  • 「このまま死ぬのでは」という強い恐怖を感じる
  • 発作は数分でピークになり、検査では異常がない
  • また発作が起きるのではという不安(予期不安)が続く
  • 発作が怖くて電車・人混みなどを避けるようになった

検査で異常がないのに発作を繰り返す場合、パニック障害の可能性があります。適切な治療で発作は十分にコントロールできます。

よくあるご相談例

外来では、「電車の中で突然、動悸と息苦しさに襲われた」「また発作が起きたらと不安で外出が怖い」「救急で運ばれたが異常なしと言われた」といったご相談をよくお聞きします。発作そのものより“また起きるかも”という予期不安が生活を狭めてしまうことが多く、早めの治療が回復を早めます。

よくある質問

Q. パニック発作は心臓の病気ですか?

A. パニック発作は動悸・胸痛など心臓病に似た症状が出ますが、心臓には異常がありません。まず内科・循環器科で検査を受け、異常がなければ心療内科へのご相談をお勧めします。

Q. 電車や人混みが怖くて外出できません。

A. 回避行動は理解できますが、続けると行動範囲がどんどん狭まります。治療(曝露療法)で徐々に慣れていくことができます。

Q. 治りますか?

A. パニック障害は治療反応が良い疾患の一つです。薬物療法と認知行動療法の組み合わせで多くの方が改善しています。

Q. パニック発作で死ぬことはありますか?

パニック発作そのもので命に関わることはありません。強い身体症状が出ますが、体に重大な異常が起きているわけではなく、多くは数分〜数十分でおさまります。

Q. パニック障害は治りますか?

薬物療法と認知行動療法を組み合わせることで、多くの方が発作をコントロールし、もとの生活を取り戻せます。自己判断で服薬や通院をやめると再発しやすいため、医師と相談しながら進めます。

Q. 受診の目安はありますか?

発作を繰り返す、予期不安で外出や通勤がつらい、特定の場所を避けるようになった——そんなときはご相談ください。

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赤坂心療内科クリニックへのご相談・ご予約

パニック障害でお悩みの方は、一人で抱え込まずにご相談ください。
赤坂心療内科クリニックでは、丁寧な診察と患者さんに合った治療をご提案しています。

この記事の監修

赤坂心療内科クリニック 院長
宮本 せら紀(みやもと せらき)
医学博士・心療内科専門医・認定内科医・日本医師会認定産業医

日本大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院にて臨床研修。東京大学大学院にて医学博士号取得(ストレス防御・心身医学)。日本心身医学会・日本心療内科学会ほか所属。

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