【お知らせ】院長執筆パート掲載の書籍『死別と悲嘆の精神医学』が出版されます(2025年4月18日発売)

死別の悲しみに寄り添う、医療現場からの最前線の知見を一冊に——

2025年4月18日、南山堂より出版される話題の新刊
『死別と悲嘆の精神医学』に、当クリニック院長が心療内科の立場から執筆を担当したパートが収録されました。

本書は、死別にともなう深い悲嘆(グリーフ)を精神医学的・心理学的視点から捉え直し、「遷延性悲嘆症」などの診断・治療・ケアの実際までを網羅的に解説した、日本初の専門書です。

■ 死別の苦しみと医療の関わり
近年、ICD-11(国際疾病分類)において「遷延性悲嘆症(Prolonged Grief Disorder)」が疾患として明確に位置づけられたことで、死別後の心のケアが国際的にも注目されています。

また、日本国内でも2022年に「遺族ケアガイドライン」が制定され、医療者が悲嘆の過程にどのように関わるかが問われる時代になっています。

■ 院長が執筆したのは【心療内科の立場から】のケアの実際
本書では、明智 龍男先生をはじめとする多くの専門家が分担執筆をしていますが、
当クリニックの院長は、心療内科医として「死別に関連する身体症状や心身相関の理解、臨床対応」などを中心に執筆しました。

■ 医療・福祉の現場に立つすべての方へ
本書は、以下のような方々にとって特に有用です:

精神科・心療内科・内科・在宅医療に従事されている医師

看護師、臨床心理士、医療ソーシャルワーカー

遺族ケアやグリーフサポートに関心のある支援者

ご家族の死別後、支え方に悩まれている方

遺族に対して「何を言えばよいかわからない」「どう声をかけたらいいのか不安」
そんな戸惑いを抱える多くの医療者・支援者にとって、本書は“臨床に活かせる知識と姿勢を与えてくれる一冊です。

■ 書籍情報
書名:死別と悲嘆の精神医学
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著者:明智 龍男、浅井 真理子、坂口 幸弘、瀬藤 乃理子、松岡 弘道 ほか(分担執筆)

出版社:南山堂

発売日:2025年4月18日

体裁:単行本(285ページ)

定価:4,400円 税込

■ 院長よりひとこと
死別による悲しみは、誰にとっても避けがたい人生の一部です。
しかしその痛みが長く続くと、心だけでなく身体にも不調をきたすことがあります。
心療内科の視点から「からだとこころの両面に寄り添う支援」をご紹介することで、
医療現場での実践に少しでも役立てていただければ幸いです。

■ 死別のつらさに悩んだら、一人で抱え込まずに
当クリニックでも、死別後の心身の不調や気分の落ち込み、不眠などについてのご相談を受け付けています。
必要に応じてカウンセリングや薬物療法を組み合わせたサポートも可能です。
「時間が解決する」と言われることの多い悲嘆ですが、専門的なサポートが必要なケースも少なくありません。

お気軽にご相談ください。
“悲しみに寄り添う医療”を、わたしたちは大切にしています。

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