
「突然、理由もなく動悸がした」「呼吸が苦しくて倒れそうになった」——そんな経験はありませんか?
もしかするとそれは、パニック発作かもしれません。
本記事では、パニック発作の症状や原因、心療内科での治療方法について、わかりやすく解説します。
“気のせい”ではなく、“治療できるこころの症状”として向き合うことの大切さをお伝えします。
目次
パニック発作とは?
パニック発作は、突然理由もなく現れる強烈な不安や恐怖の発作です。
持続時間は10分〜30分程度ですが、体感的には「死ぬかもしれない」と思うほどの恐怖感を伴うことがあります。
📘参考文献:
National Institute of Mental Health. Panic Disorder.
https://www.nimh.nih.gov/health/topics/panic-disorder
よくある症状
- 激しい動悸
- 息切れ、過呼吸
- 胸の痛み・圧迫感
- めまい、ふらつき
- 発汗や震え
- 「このまま気が狂いそう」「死んでしまうかも」という強い恐怖
これらは一見、心臓や呼吸器の病気のように思えますが、身体検査では異常が見つからないことが多いのが特徴です。
原因と誘因
原因は一つではありませんが、以下のような要因が複合的に関与しています。
- 強いストレスや心的外傷
- 遺伝的な要素
- 性格傾向(几帳面・完璧主義)
- 自律神経の過敏性
PubMed 論文:
Roy-Byrne PP, Craske MG, Stein MB. Panic disorder. The Lancet.
DOI: 10.1016/S0140-6736(05)66412-3
放置するとどうなる?
パニック発作を繰り返すと、「また発作が起きるのでは」と恐れるようになり、外出できなくなる「広場恐怖症」へ進行することも。
仕事や日常生活に支障をきたす前に、早めの対応が肝心です。
治療法
パニック障害の治療は多くの研究で効果が確認されています。
主な治療法は以下の2つです。
◎ 薬物療法
- SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
- ベンゾジアゼピン系抗不安薬(必要に応じて)
◎ 認知行動療法(CBT)
- 恐怖を感じる思考パターンの修正
- 発作時の対処スキルの習得
参考論文:
Barlow DH. Anxiety and Its Disorders: The Nature and Treatment of Anxiety and Panic.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23977423/
心療内科への相談のすすめ
「ただの疲れかな」「気のせい」と無理していませんか?
パニック発作は治療で改善が期待できます。
症状に心当たりがあれば、心療内科での診断をおすすめします。早期治療が回復への近道です。
あなたは一人じゃありません
つらさを言葉にするのは勇気がいります。
でも、大丈夫。私たちはあなたの声にしっかり耳を傾けます。
“気持ちの病”は、誰にでも起こりうること。
恥ずかしがらず、あなた自身を大切にしてください。