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不安で泣いてしまうのは、弱さではありません
「毎晩不安で涙が止まらない」「理由もわからず心がザワザワする」——このような声を外来でよく聞きます。不安を感じることは誰にでもあるものですが、それが日常生活に影響を与えるレベルになると、心と体がSOSを出しているサインかもしれません。
不安障害とは?診断と症状
不安障害には全般性不安障害(GAD)やパニック障害、社交不安障害などいくつかのタイプがあります。
代表的な症状には、以下のようなものがあります:
- 過剰な心配や緊張感
- 動悸、息切れ
- 集中力の低下
- 睡眠障害
- 泣きたくなる、落ち込む
治療法:薬とカウンセリングのバランス
治療は、抗不安薬やSSRIなどの薬物療法と、認知行動療法(CBT)などの心理療法を組み合わせることが一般的です。
参考文献(PubMed)
Baldwin DS, Anderson IM, et al. Evidence-based pharmacological treatment of anxiety disorders. J Psychopharmacol. 2014;28(5):403-439.
PubMedリンク
自分でできるセルフケア
●深呼吸・マインドフルネス瞑想
●不安を紙に書き出す
●規則正しい生活・睡眠の確保
●カフェインやアルコールを控える
心療内科でできること
心療内科では、「病気かどうか」の判断だけでなく、安心して相談できる場所を提供します。涙が出るほどの不安は、心が悲鳴をあげているサイン。ひとりで抱え込まず、医師に打ち明けてみてください。
医師からのメッセージ
「不安は見えないけれど、確かに存在する心の痛みです。もし涙が止まらなくなったときは、どうかひとりで抱え込まず、私たち専門家に頼ってください。一緒に乗り越えていきましょう。」
この記事の監修
赤坂心療内科クリニック 院長
宮本 せら紀(みやもと せらき)
医学博士・心療内科専門医・認定内科医・日本医師会認定産業医
日本大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院にて臨床研修。東京大学大学院にて医学博士号取得(ストレス防御・心身医学)。日本心身医学会・日本心療内科学会ほか所属。

